瓢箪から駒

制作年月日:2010年8月
サイズ:変形30号相当
材料:鳥の子紙・顔料・膠


 「瓢箪から駒」という諺を、金色の瓢箪から白駒(白馬)が飛び出す様で描きあらわしてみました。
小さな瓢箪の中から駒(馬)が出るというのは実際にはあり得ない事ですが、そのあり得ない事が諺となって後世に伝わり続けるところに、人の想像力と言葉の力を感じます。
小さな物事(瓢箪)といえども見方によっては大きな可能性は眠っているでしょうし、想像したり願ったりする事でその可能性(白駒)は具現化する事もあり得ます。
 良く「こんなご時世だから、、」等と言いますが、こんなご時世だからこそ、強く想い、ちょっと欲張りすぎる位に願ってみたりする事で、思いもかけぬ大きな「駒」を出現させ、手中に入れたいものです。