制作年月日：2007年5月
サイズ：共にM3号
材料：雲肌麻紙・顔料・膠・箔
個人蔵

　良く知られている昔話の「はなさかじいさん」をモチーフにしています。（心優しい老夫婦が、隣人夫婦の妬みからくる非道い行いに耐えながらも最後は幸せをつかみ、隣人夫婦はその行いの罰があたり、不幸せになる。）という、とても分かりやすい勧善懲悪のお話です。
この複雑な世の中においては、良い行いをしている者が必ずしも報われるとは限らない。という悲しい現実も待ち構えていたりもしますが、因果応報という言葉にもある様に、良い原因を作った人には、必ずや良い結果が巡ってきてほしいものです。
　「花咲」では心優しいお爺さんが木に満開の花を咲かせる姿を、「天晴」では、それを見て至極ご満悦なお殿様の姿を、それぞれトノサマガエルと盆栽を組み合わせて描いたものです。

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