制作年月日：2006年1月
サイズ：300×100mm
材料：雲肌麻紙・顔料・膠・箔
売約済

　「棚からぼた餅」のことわざを、棚から落ちるぼた餅を今にも喰らわんとする犬（ミニチュアダックスフンド）で表現してみました。

更にこの作品では、額で仕切りを入れていますので、この仕切りにより、１枚の日本画作品ではあるのですが、コマ割り漫画風に上から下へ向かって、1→2→3→と、視点や時間を切り替えて見て頂く事も可能です。
・・・当然４コマ目では、ぼた餅を頂戴している事になっている筈ですが、ここではそれを描いていません。
そのぼた餅がこの上もなく美味しいのは当然の事でありますが、ぼた餅が落ちてくる事に「気づいた瞬間」というのも、得も言われぬ期待感に全身が包まれる至福の時ではないかと思い、ここでは３コマ目で止めています。

　この作品では、楽して得られる「たなぼた」とはいえ、その好機を間違いなく、しっかり逃さずその手中に収める事が出来ます様に、、という気持ちを込めて描いた作品です。

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