どんぐりのせいくらべ

(C) KEN SHIOZAKI

 

個人蔵
制作年月日:2004年11月
サイズ:SM号(158×227mm)
材料:雲肌麻紙・顔料・膠・箔

「どんぐりのせいくらべ」とは、「大して差が無く、どれも似たようなもの」を指す時に良く使われる言葉です。
ここでは、シマリスが集めたドングリの大きさ(せい)を真剣に比べている様を描いてみました。
一見して大した差は無くとも、少しでも優れていたり、勝っているものをより多く得たいのは人もリスも一緒です。
この「どんぐりのせいくらべ」は、観た人が、客観的に物事を見比べる冷静さを持ち、正しい取捨選択が出来ます様に願って描いたものです。
さて。このリスが頬袋に既に何個か詰め込んで、なお手したその1つは・・果たして他のものより本当に大きかったのでしょうか?