対話

(C) KEN SHIOZAKI

制作年:2001年6月
サイズ:F4号(333×242mm)
材料:雲肌麻紙・顔料・膠・箔
個人蔵
撮影:栗生浩一

  夏の日の空に高く伸びたヒマワリと、テントウムシの組み合わせを作品にしてみました。
ヒマワリ(向日葵)の名の由来は、太陽(日)の動きに合わせてその向きを変えていくから、という説が有力です。
テントウムシには「天道虫」、すなわち天道を知る虫である、という名の由来があります。
(他にも、植物のツルなどの一番高いところまで登ってから飛ぶという面白い習性も持っています。)
天道とは太陽の通る道の事を指し、両者の間には「太陽を目指す」という共通点があるのです。
一見無関係そうに見える両者の組み合わかもしれませんが、見た人に前向きで明るい気持ちを与え続け、更なる向上心を抱いてもらえます様に、との想いを込めて描いた作品です。