(C) KEN SHIOZAKI

制作年月日:2001年11月
サイズ:M6号(242×410mm)
材料:雲肌麻紙・顔料・膠・箔
個人蔵

 「虹はどのようにして出来るのだろう、端っこは一体どうなっているのだろう。」
などと色々な思いを馳せていたものの、「虹とは太陽光線と大気中の水分とがもたらす現象である。」という科学的な根拠を教えられ、興ざめをした子供も多いことかと思われます。
「虹という字を分解すると、「虫」と「工」に分ける事が出来る。虫は蛇の象形文字であり、「虹」とは「虫」(へび)が空を「工」(つらぬく)姿である。ノ」
虹について調べていたところ、その文字に託された古代の人達の想像力にとても心温まるものを感じ、その発想を元にして私なりに「虹」を表現したものです。